おいしいコーヒーの真実 (Black and Gold) 火曜日, 6月 10 2008 

「コーヒーはハーブなんだよ」

カフェイン中毒に後ろめたさを感じつつ、コーヒーを愛してやまない友人達は、こう呟くと大概、目を輝かせて私を見つめ返す(笑)

「そう。カフェインの薬理活性成分を上手に利用すれば、覚醒・循環を促すし、体を温めるからね。でも1日4~5杯程度にしてね。」

「でも、その330円のコーヒー、コーヒ農家の人達の取り分は、3円~9円しかなくって、それ以下の時もあるみたい。 90%は、コーヒー豆の輸入業者や小売業者・特にコーヒー店の取り分になってるって。」

「ホント?コーヒーは途上国で生産される事が多いから、飲んだ分だけ貢献できると思ってたのに・・。」

やばい・・・せっかくのコーヒーまずくしちゃった。ごめん!

 しかし、世界で一日に20億杯を消費されるコーヒーには、こんなおいしくない真実が隠されている。そんな真実を伝えてくれるのがマーク&ニック・フランシス監督の「おいしいコーヒーの真実

石油に次ぐ国際的貿易商品のコーヒーは、年間売上が800億ドル超える。この映画のセットとなっているエチオピアも世界最高品質のコーヒー豆を産出し、国の輸出品の67%を占める。

しかし、代々続くコーヒー農家は貧困にあえぎ、手作業で不良のコーヒー豆を取り除く女性達が手にする報酬は、1日8時間働いて約50円以下。

先進国や企業の利益を優先した不公平な貿易が、こうした現実を生み出している。

公正な貿易取引(フェアトレード)のもと、アフリカの輸出シェアが1パーセント増えれば、現在アフリカ全体で受けてる援助額の5倍に値すると言われている。

 

「どうせ飲むなら、精神的にもおいしいコーヒーがいい。!」

と言う訳で、フェアトレードコーヒーを求めてpeople treeへ・・

持ち歩いているエコバックに、買ったコーヒーを詰める友人

あれは、1日4~5杯超えちゃうな・・・。次はタンポポコーヒーでも教えてあげようかな。

 

*その後のエチオピアのコーヒー取引に関するGOOD NEWSがYOUTUBE(英語)にありました。

また、一人一人ができる事として、Black and Gold の公式サイトにはTAKE ACTION(英語)日本公式サイトにはリンク先が載っています。

 

To kill a mockingbird (アラバマ物語) 日曜日, 6月 8 2008 

もう眠ったほうがいい時間・・・とわかっていながらついDVDをPCに入れてしまう夜がある。

そんな昨夜のチョイスは、お気に入りムービーベスト5の「To kill a mockingbird =アラバマ物語」。

ハーパー・リーのピューリツァ賞受賞作を映画化したこの作品は、1930年代の大不況にあえぐアメリカはアラバマ州の小さな町が舞台。

グレゴリー・ペック演ずるアティカスは、弁護士として生計を立てながら、多感な成長期を過ごす2人の子どもを育てている。そんなある日、白人女性を強姦したとして起訴された黒人男性トムの弁護を引き受ける事になる。

白人が黒人を弁護する・・・白人社会の非難を受けながらも、人間として果たすべき正義を追求するアティカス。そんな父親を見ながら、自らの差別・偏見の意識を変えていく成長期の子ども達。

人種差別・偏見を主テーマに、人間としてあるべき姿勢について問いかける素晴らしいこの作品を見る度、認識せざるを得ない自分の中の差別や偏見の意識。

人種間の差別に限らず、この世の中には様々な差別や偏見が存在している。

この差別や偏見はどうして起こるのか?そう自身に問いかける時、3つの無知が浮かぶ。

1)相手を知らない、または相手を知ろうとしない無知

2)自身が無知である事を気づかない二重の無知

3)個々の無知が作り上げた社会的差別・偏見を鵜呑みにして、誤った認識を正当化してしまう無知。(マイノリティーへの差別・偏見)

そしてこの無知を根源とする差別・偏見は、いつも差別される側を心理的に・物理的に傷つけ、すべての人間が当たり前に持っているはずの大切な人権を侵害してしまう。

実際作品の中でも、事故で手が不自由なトムが、暴行などに及ぶはずもないのだけど、当時の南部の社会の黒人に対する偏見や差別が真っ当な判断を犯し、無実のトムは、無情の運命をつきつけられてしまう。

 ならば、この無知を根源にした差別・偏見を失くすにはどうしたらいいのだろうか?

一筋縄にはいかないけど、相手を知ろうとする姿勢・想像力を最大限に働かせ、相手の立場に立って理解してみようとする力が大切な事に様に思う。

私は日本人として、黄色人種として、女性として差別されたり、偏見の扱いを受ける事がどんな事は理解はできるけど、黒人として、男性としては正直100%理解はできない(もしかしたら1%もできないかもしれない。)しかし少なくても、同じ個の存在として想像力を広げる事はできる様に思う。

そして私達は人間として皆平等でなければいけない・・そう常に意識して行動をする事もとても大切だと思う。

実際、このアラバマ物語の中でも、随所に原作者や監督のそんな思いがちりばめられている。

 加えて この作品の中に、もう一人重要なキャラクターが描かれている。

引きこもりで狂人扱いされているブー・ラドリィーがその人。しかし彼の引きこもりは個人の象徴の表れでもある。

国籍・人種・性別・年齢・・さまざまなカテゴリーに私達は無意識に/意識的に人をあてはめる。しかしこのカテゴライズを外し、個人としてその人を捉えた時、私達は差別や偏見と言った認識からも解放されるでしょうか・・・

「不都合な真実」を観て 木曜日, 10月 25 2007 

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今さら・・・という声が聞こえてきそうですが、最近ようやく「不都合な真実」のDVDを観ました。

言わずと知れた元アメリカ副大統領・ノーベル平和賞受賞者のアル・ゴア氏が出演のドキュメンタリー映画。

地球温暖化に警鐘を鳴らしたこの映画は、その内容の信憑性にアメリカ国内・日本国内から批判が挙がっているらしい。また活動そのものをプロパガンダで、政治活動に利用しているとの声もあるらしく、また環境問題に費やす費用を他の事に、例えば人道支援等に費やした方が良いとの意見もあるらしい。

しかし私は個人的には、その内容の信憑性も大切だけど、彼がライフワークとして、議員活動と共に何十年も環境問題に取り組み、非難・批判されようがその重要性を訴え続けたその姿勢に着目したい。

そして、いかにメディアが権力にコントロールされ、また数々の環境問題に係わる研究者たちが圧力をかけられてきたか、(例えば、減給、解雇、研究内容の改ざん等)その不都合な事実をこの映画の中で公にした点も重要だと思う。

確かに、人道支援など世界中には、早急に解決されなければいけない問題が山積みにある。しかし私は、この地球温暖化問題をその優先順位に入れない理由にはならないと思う。

私は研究者でもなければ、そこまでの知識が無いのでその理由をリストアップすることはできないけど、このわずか1世代の短い時間の流れの中で起こった急激な変化(爆発的な人口の増加、CO2の排出量など)を考えるとそう思わずにはいられない。

まぁ何はともあれ、この映画を通して、多くの一般の人の環境問題についての注意を引きつけたのだから、やはりその貢献度は大きい。

一人一人が出来る事は微力だと思いがちだけど、でもその一人一人が集まれば・・。だから今自分が出来る事をしたい。

そしてキャッチしなくてはいけない重要な情報を逃さないように、きちんと五感を磨いていなくては・・・。

ゴア氏が1970年代の学生時、教授が示したCO2増加のグラフが示す意味を敏感にキャッチしたように・・・・。

Good Night, and Good Luck 月曜日, 6月 11 2007 

「Good Night ,and Good Luck」は、最近2度も見たDVDのタイトル。監督・脚本・出演ともにジョージ・クルーニー。主演は、デヴィド・ストライザー。2005年のアメリカ作品で、映画レビューサイト Rotten Tomatoes(英語)でも94%の高い評価を得ている。

内容は、いわゆるマッカーシズム=赤狩りが吹き荒れる1950年代のアメリカが舞台。「放送の良心」として愛された、実在のニュースキャスター エド・マローとその番組スタッフが真の報道のあり方について追求した、事実に基づいた社会派ストーリー。

最近の日本のTV事情・社会風潮など色々と考えさせられる点も多く、とても興味深い作品だと思う。

内容のシビアさに比べて、映像がモノクロでジャズがふんだんに取り入れられているので、とてもスタイリュシュでカッコイイ!のもこの作品の魅力。

これからも何度も観たい作品のひとつ。

I watched “Good Night and Good Luck” twice recently. George Clooney co-stars in it, and he co-wrote it and directed it too.  It stars David Strathairn and got 94% nice ones at Rotten Tomatoes.

It’s set in the America in the 50s, during the witchhunt days of McCarthyism. It’s the true story of newscaster Ed Morrow, the well-loved conscience of the broadcast news business, and his production team as they struggle to protect the principles of journalism.

It’s a fascinating film that gives cause to reflect on Japan’s media and social trends.  The theme is heavy, but the film’s black and white cinematography and  jazz soundtrack make for a stylish treat.

This is one of those movies I want to see over and over again.

Lighting the way 水曜日, 5月 30 2007 

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最近、誕生日のプレゼントに、本をもらった。その名も「Lighting the way  By Karenna Gore Schiff」 著者は、ジャーナリストであり、弁護士であり、アル・ゴアーを父に持つ。サブタイトルは、”nine wowen who changed modern America”(現代アメリカを揺り動かした9人の女性達とでも、訳せるのかな?)

 The other day I got a book for my birthday. It’s called “Lighting the Way” by Karenna Gore Schiff, a lawyer whose father is Al Gore. The subtitle is “9 Women Who Changed Modern America.”

内容と言えば、20世紀のアメリカ社会で、人々の為に勇敢に立ち上がり、その後のアメリカ社会に多大な影響を与えた9人の女性達の伝記集。

These are the short biographies of 9 women who had the courage to take a stand, and whose influence is still felt in American society today.

例えば、労働活動家であり、児童労働の実態を公にしたMother Jones:マザー ジョーンズ

For example, there is the labor activist Mother Jones, who brought to light the horrors of child labor.

医師であり、鉛の毒性にいち早く気付き、その危険性を伝えたAlice  Hamilton:アリス ハミルトン 

There is Alice Hamilton, a doctor who woke America to the dangers of lead poisoning.

教育者であり、公民権活動家のSeptima Clark :セプティマ クラークなどなど。

And Septima Clark, a teacher and civil rights activist, and more.

いつの時代も、不平等・不正・不都合な事実が存在する。それらを認識していても、改善する為に実際に行動を起こすのは、とても勇気を要する。リスクや非難・不安・・そんな物に直面しながら戦い続けた彼女達を駆り立てたものは何だろう?

In any age there is inequality, injustice and the disadvantaged. We know about these, but finding the courage to actually do something about them is a different story. These 9 women faced criticism and risked there very lives in some cases – what is it that drove them? It won’t be easy for me to read this 400 page book, but page by page I will find the answer to that question, I think.

400数ページに及ぶこの本を読みこなすのは、私にとってはそう簡単ではないけど、1ページ、1ページ 読み進んで行く中、その答えを見つけたい。