横浜トリエンナーレ 月曜日, 11月 10 2008 

dsc09937ヨナタン・メーゼの作品

3年に1度、横浜市で開催される現代アートの祭典「横浜トリエンナーレ」に行ってきました。

会場が数か所に分かれているので、全部は周れなかったのですが (チケットも2日有効!)

今回は、新港ピア・日本郵船海岸倉庫・赤レンガ会場を覗いてきました。

一度に複数のアーティストの作品と出会えるこのイベントが大好きで、毎回楽しみに出かけています!

お楽しみの三溪園会場はまだ行っていませんが、今年のHItは、郵船海岸の「ポール・マッカーシー &デーモン・マッカーシー」と「ヘルマン・ニッチュ」。賛否両論分かれるかなり個性的な作品。(後で知りましたが、衝撃過ぎて子どもは鑑賞できないらしい!)

前者は不快とされる素材を用いてタブーに臨み、後者は、宗教儀式・動物・集団的カタルシスを素材としてのパフォーマンス。

確かに鑑賞して美しさを感じる作品ではないけど、不快さを通してリアリティーを実感するのが両者共通の印象。

新たな自己の発見!だからアートは面白い!

Nan Goldin ナン・ゴールディン 火曜日, 9月 30 2008 

ナン・ゴールディン

15歳から写真を撮り始め、家族・友人の私生活をテーマに写真を撮り続ける社会派リアリズムのフォトグラファー。

なぜか 最近アチコチで名前をよく耳にする。

10年程前に訪れたNYのMoMAで、作品を鑑賞した時 そのリアルなメッセージに衝撃を受けた記憶があるけど (その当時は名前さえ知らなかったが・・) それ以来、出会いが無かった。

そんな彼女が、Dior Homme のデザイナー クリス・ヴァン・アッシュとコラボレーションした写真展 「ワイルド・ホース」 を表参道のDior内で行っている!との情報を得て、友人と覘いてみた。

写真展自体は、作品数も15点位でこじんまりとしていたけれど、被写体が発生する瞬間のエネルギーが、ロモグラフィー的なショットで捉えられていて、ユニークで興味深かったです。

10月13日まで開催中とのこと。

アヴァンギャルド チャイナ 火曜日, 9月 2 2008 

閉館45分前の国立新美術館に滑り込んだ。

貸し切り状態で、ここ20年の中国現代美術の流れをテーマとした「アヴァンギャルド・チャイナ」を鑑賞。

うーーーん。とてもヨカッタ! 

1989年の天安門事件後、その政治的な状況の変化や 市場経済体制移行による目まぐるしい経済発展の陰で、中国では、言論の自由や表現活動が制限され、警察の取り締まりの対象となってきた。

それでも、権力に屈する事無く、表現の自由を追求したアーティスト達。

社会の矛盾を表現した「ポリティカルポップ」 挫折感と冷ややかさから生まれた 「シニカル・リアリズム」 個々の人間の存在を追求したパフォーマンス‥。

手法こそは違っても、共通するのは作品の中の強い意志と主張。

まさに「沈黙は死」だなぁ・・・・と貸し切り状態の美術館でシミジミ思ってしまった。

それぞれが、生命力にあふれた素晴らしい作品だったけど、個人的には、男女を区別し、固定概念にあてはめようとする社会へのパフォーマンスを行った馬 六明(マ・リウミン)Ma Liuming が Great!でした。

 

 

 

続Supernatural Hot Rug And Not Used’s Shows 日曜日, 6月 1 2008 

先週、練馬区のCafe「flying tea pot」で行われた友人Timのショーを観に行きました。

 この日は、ToqueとしてKelly Churkoとのコラボレーション。 またスペインのバンド「LCDD」他のアーティストの演奏もあって充実した内容。

表現者=アーティストして彼らが放つエネルギーにチュー二ングを合わせ、即興で生まれるサウンドに五感と右脳で受け止めてみた。

混沌としたノイズから生まれる限りなく有機なサウンドは圧巻。

限りなくオリジナルでストイックでピュアな音に出会えた夜だった。  

Supernatural Hot Rug And Not Used’s Shows 土曜日, 5月 17 2008 

前のブログでも紹介した友人Tim Oliveが、今回下記の場所でPlayをします。

Experimental Music好きには必見!そうじゃない方も、一度My spaceをのぞいてみて下さいね!

May 22 Tokyo, Japan Pengiun House 7:30pm
May 25 Tokyo, Japan Flying Teapot 6:30pm

 

一人っきりの美術館 火曜日, 3月 11 2008 

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先日夕方に、フラッと六本木の国立新美術館に行ってきました。

丁度「アーティスト・ファイル2008-現代の作家たち」という国立新美術館が推薦する作家や紹介したい作家8名の作品が展示されていました。

インスタレーション・映像・写真など、それぞれ違った方法を用いて、自らを表現している作品はとても面白かったです。

とりわけその中でも、私が興味を覚えたのが、「Elina Brotherus」 の写真 と 「Hiraki Sawa」のビデオ インスタレーション。

前者の彼女はその写真の独特の色合いと構図に魅かれ、後者の彼は、だだっ広い体育館のような薄暗い空間に、縦150cn・横270cmの6つのスクリーンを床置きにして、それぞれのスクリーンから流れるモノクロの映像が、その空間の中で一体化する構成が良かったです。

そしてこの日は時間帯のせいか、作品によっては展示場に私一人だけ!という状況もしばしば。聞こえてくるのは、電気の周波音のみと言う中、ゆっくり作品を鑑賞し、贅沢な一時を過ごせました。

平日の閉館前の美術館、これからも狙っていきたいです(笑)

出会えてよかったモノ 月曜日, 12月 17 2007 

 dsc07416.jpg      画像をクリックすると拡大します。

P君の古い友人Tim が大阪から来て、例の如く青山のPariyaでランチを供にしました。

彼はexperimental music(実験音楽)のアーティストで、今回も都内数か所でパフォーマンスを行っていました。

私は残念ながら都合で見に行く事が出来なかったけど、代わりに・・と彼が制作したCDを手にすることができました。

改造したエレキのベースギターを用いて作る彼の音は、定義ができず聴き手によって解釈が大幅に異なる性質を持つ。

それは言ってみれば、聴き手によってただの雑音や身近な生活音だったり、懐かしい虫の音の様だったり、または自己の心理状態の投影と感じたり・・・とさまざま。そして私は不思議と落ち着きます。

彼は、何かをイメージしてこれらの音作りをしているのではなく、自らが作る音の誕生そのもの(または可能性なのかな?)を楽しんでいるよう。

日頃、ともすれば受動的な音楽に身を任せる事が当たり前になっていたので、こんな能動的な音楽に出会えとても刺激的でした。私にとって今年出会えてよかったモノのベスト5に入ります!

興味のある人はYoutube(Tim oliveで検索すると出てきます)やHP(英語)をご覧になって下さいね。

ワクワク・ドキドキ 土曜日, 7月 21 2007 

website-269.jpg ←画像の上でクリックすると拡大します。

最近、国立新美術館で「SKIN+BONES」展を観た。「1980年代以降の建築とファッション」とサブタイトルのつくこの展覧会は、一見何の共通点も無いような両者を、人間の体を守るという本質・アイデンティティーの表出と言う点に互いを結び付けている。

三宅一生・コムデギャルソン・山本耀司・アレキサンダーマックイーン・ヴィヴィアン ウエストウッドなどの著名なファションデザイナーの作品に混じり、特に記憶に残ったのが、ディラ・スコフィディオ+レンフロ Diller Scofidio + Rentro(インテリアデザイナー?)の「バッドプレス異なる家事シリーズ」。

ショーケースに並べられたシャツ数点に、それぞれ異なった方法でプレスをかけ、原型がなんでもないシャツである事が分からない仕上がりの作品郡。床に浮かんだこれらのシャツの影は、オブジェそのもの。クリーニングに出したシャツが、こんな風に折り紙みたいになって戻ってきたら、とてもexiciting!(着る時には、大変そうだけど(笑)

そして坂茂建築設計の「国連難民高等弁務官事務所のための《紙のシェルター》」 。マイノリティ、弱者の住宅問題に強い関心を寄せた坂氏が、建築資材に紙官を用いた「紙の建築」技術を紹介した映像。実際、この技術を用いて、阪神大震災後の仮設住宅を造ったようだ。

アイロンがけと言う日常の平凡な家事を、方法を変える事で生み出される新たな世界。紙の家は三匹の子ブタだけの話しとせず、実現化する新たな発想から生まれる環境にやさしい建築資材。どちらも、既成概念への挑戦という共通が見出せ面白い。

私のワークショップSalt Spring Islandでも、出来上がったコスメを入れる容器に貼るラベルを、それぞれ参加者のテイストで作ってもらっている。わざとスタンプを斜めに押す人、「love, coming soon」などメッセージを書く人など、市場で手に入るコスメ容器のラベルでは、決して見られない趣向に、見ている方もワクワク楽しい。

既成概念への挑戦というと言葉が重いけど、昨日とは違う何か・・・を意識すると新たな何かが生まれる・・・。そう考えるだけでもワクワクドキドキ楽しくなりませんか?