先日、ペルーで働く子ども達の奨学資金として送られる事を目的とした、チャリティートーク&コンサートのお手伝いをしました。
主催の一つである、永山子ども基金は、元少年死刑囚であり、作家であった永山則夫さんの「著作の印税を国内と世界の貧しい子どもたちに寄付して欲しい。」という意思を受け継いで設立。
そこには、貧しさ故に犯罪を起こす事がないようにと云った願いも引き継がれています。
また、チャリティー自体も、貧困・少年犯罪・死刑問題などを多くの方と考えるきっかけになればと云う思いが込められています。
5回目を迎えた今回は、第1部のトークにパネラーとして作家・雨宮処凛さんが登場。
「Nの時代の「貧困」と現在の「プア」/Nの刑死以後・・・と題したトークは、
金の卵として集団就職で上京するも、高度成長期を支える安い労働者として多くの若者が搾取された永山さんの時代に生み出された貧困と、正社員並みに(それ以上)働いても、搾取され続け、格差社会の根底に位置付けられる現代のプア=貧困について語られました。
また雨宮さんのトークの中には、蟹工船で、過酷な労働を強いられ搾取されるも、団結して立ち上がる労働者を描いた小説:「蟹工船」(小林 多喜二1929年)にも触れていました。
約80年前に描かれた労働者の過酷な状況は、現在のワーキングプアと呼ばれる労働者の状況と、なんの変りも無い。そう語った雨宮さんの言葉と同じく、若者・働き盛りの層を中心に、異例に売り上げ部数が伸びている現実は、格差社会の深刻さを物語っています。
今の時代「自己責任」と云った言葉が容易に用いられ、あらゆる側面で、個人に責任が押し付けられる傾向にあります。
行き過ぎた自己責任は自傷につながり、その先は自らの命を絶つか、他者を殺めるか
それは、無条件の生存の肯定さえ否定してしまう。
そう最後に雨宮さんがコメントされた言葉が印象的でした。
まさに貧困は人権の否定。
第2部は、子ども達に捧ぐ と題して、みつとみ俊朗さん(フルート)・久保田修さん(ピアノ)・ 新藤清子さん(ヴォーカル)の素敵なコンサートが開かれました。
後の打ち上げ会で、みつとみさんと同席する機会に恵まれ!少しお話を伺う事ができました。みつとみさんは、作曲家・アーティスト・料理人と多才な方で、香りにも敏感、でアロマセラピーも楽しんでいるステキな方でした!
人権ってなんだろう?よかったらAmnestyのサイトを覗いて見て下さい。
